記録写真集(北大阪急行 8000系)
阪急の子会社である北大阪急行が所有する、外観も車内も高級感漂う御堂筋線乗り入れ用車両。その名も「ポールスター」

編成:8001F 2011年9月10日 西中島南方駅にて
それまで活躍していた30系の阪急仕様ともいえる2000系の置き換えのため、1986年から製造された車両。

車体はこれまでのステンレスとは異なりアルミ車体となったが、無塗装ではなくベージュに御堂筋線の赤と阪急の茶色を表
現したラインが入った塗装を施した(屋根はグレーで塗装)。前面には愛称である「ポールスター」のロゴが貫通扉上部に取
り付けられ、運転台・方向幕部分の窓ガラスを10系よりも大きくとり、下部に前照灯・尾灯を一緒に納めたものが設置さ
れ、飾りだが排障器も設置。エレガントさを醸し出した。

 車内は阪急車の仕様をさらに改良したような内装となり、アルミ製の日よけに木目調の内装パネル、座席もゴールデンオ
リーブ色のアンゴラ山羊の毛皮のモケットを使用。照明の設置も工夫を凝らし、さらに貫通路妻引戸はグリップ式の自動ド
アを採用したことによって、とても地下鉄車両とは思えないほどの豪華な車両となった。


台車についてもボルスタレス台車を採用したが、急カーブを走行中の状態でもあまり揺れることはないなどの圧倒的な快適
性を誇る乗り心地と、さらに外装や内装の豪華さも手伝って、他の大阪市営地下鉄車両の追随を決して許さない。

 もはや異例ともいえる約半年にも及ぶ全般検査では阪急電鉄と同様に台車も床下機器もすべて再塗装するため、さらに美
しい外観となるが、日ごろの手入れを徹底しているせいか、検査間近の車両であっても車体はあまり汚れておらず、美しさ
が保たれている。


1986年から順次製造され、当時は8両だったものの1987年には新造中間車を組み込んで9連化。そして1995年にも新造中
間車を組み込んで10連化し、計7編成70両が在籍、現在に至る。

編成表(2011年10月8日現在)
編成
←千里中央 組成 なかもず→
8000-8100-8200-8300-8400-8500-8600-8700-8800-8900
備考
8001-8101-8201-8301-8401-8501-8601-8701-8801-8901
ドアエンジンが他車と異なる
8002-8102-8202-8302-8402-8502-8602-8702-8802-8902
8003F
8003-8103-8203-8303-8403-8503-8603-8703-8803-8903

8004F
8004-8104-8204-8304-8404-8504-8604-8704-8804-8904

8005F
8005-8105-8205-8305-8405-8505-8605-8705-8805-8905

8006-8106-8206-8306-8406-8506-8606-8706-8806-8906
車内案内表示機設置
ドアチャイム連動機能付き
8007-8107-8207-8307-8407-8507-8607-8707-8807-8907