Part7:座席関連
改良されたバケットシートや設置位置の工夫など、谷町線仕様との違いを比較します。


谷町線用30000系の座席およびその周辺。
従来とは違った素材を採用した、新20系列とは少し違う色合いのオレンジ色の片持ち式バケットシート。
座席の設置位置は従来通り中央で、5人掛け。センターポールによって3+2に分かれている。
袖仕切り上部のパイプは1本になっており、扉の横の手すりは従来の車両と同様の長さになっている(32605F以降除く)。


御堂筋線用30000系の座席およびその周辺。
センターポールによって3+2で分割された、赤紫色の5人掛けの片持ち式バケットシートであるが、
座席の素材は22603Fなどの30000系デザインシートではなく、耐久性に優れた素材を採用している。
(補足:シート素材変更は谷町線用30000系第4編成以前などで採用した素材は劣化が激しかったため、劣化対策と思われます)

なお、立ち上がりやすいように設計変更され、着座した際にふくらはぎがあたる部分がまっすぐになっている。
あと、座席のクッションがバケットシートの車両としてはかなり柔らかく、長時間座っていても疲れは感じない。

座席の設置位置はどちらか一方の扉寄りに偏っており、片方のスペースの拡大につながったが、もう片方は狭くなった。
これは試験的に導入したものだが、この改良が本当に役にたつのかは謎である…。

なお、袖仕切り上部のパイプは1本から2本に増設されている。